首里城から徒歩7分ほど。ひっそりと歴史を伝える石畳道があるのをご存じですか?
「首里金城町石畳道」は、琉球王国時代に造られた道「真珠道(まだまみち)」の一部で、16世紀からの歴史を今に伝える貴重な文化財です。古民家が立ち並び、琉球石灰岩で敷かれた道を歩くと、まるでタイムスリップしたかのような感覚に。観光地の喧騒から離れ、静かに歴史を感じるひとときをどうぞ。
目次
こんな方におすすめ
・写真映えする古道やパワースポットが好きな方
・歴史と風情あるまち歩きを楽しみたい方
凸凹の石畳に歴史を刻んだ、”真珠道”の面影
この道は、かつて首里城から南部へ続く主要道「真珠道」の一部として整備されたものです。戦後の被害を免れた約300mの区間が、金城町に現存しています。
使われているのは20〜30cm大の琉球石灰岩。これを組み合わせる「乱れ敷き」という技法が用いられており、自然の凹凸が風情を生み出しています。また、急坂には滑り止めの線が入っていたり、階段状になっていたりと、当時の工夫も見て取れます。
写真はここ!石畳と街並みが織りなす撮影スポット
首里金城町石畳道を歩く中で、ぜひ立ち止まって写真を撮ってほしい場所があります。それが、石敢當(いしがんとう)の標柱が立つ地点。
緩やかな下り坂の先に街並みが広がり、伝統的な石垣と赤瓦の屋根、そして空の青が織りなす景色は、まさに“沖縄らしさ”の詰まった一枚が撮れるフォトスポットです。
お散歩コースの一瞬を切り取るような自然なポージングがおすすめです。旅の思い出にぴったりな1枚を、ぜひここで撮ってみましょう!
石畳の町並みに触れながら、子どもとの学びの時間にも
首里金城町石畳道は、静かな住宅街の中にあり、車の通行はほとんどありません。お子様連れでも歩けます。凸凹した石畳に「滑らないように歩く」体験は、小さなお子さまにとっても楽しい体験かもしれませんね。
ただし、雨の日は非常に滑りやすくなるため注意が必要。スニーカーや滑りにくい靴をおすすめします。
雨の日はすべり注意!服装と靴で安全対策を
このエリアは意外に角度のある坂道です。石畳道は凹凸が多く、雨に濡れると滑りやすくなります。散策時は、ヒールや革靴ではなく、滑りにくいスニーカーやトレッキングシューズがベストです。
雨の日は景色がしっとりと幻想的になる一方で、安全第一での散策を心がけましょう。
首里城から徒歩7分!車より徒歩でのアクセスが◎
首里金城町石畳道へは、首里城公園から徒歩で約7分ほど。Googleマップでも徒歩ルートが出るため、首里城観光の延長でそのまま散策できます。
道は細く曲がりくねっていて、車での通行は可能ですが駐車スペースが限られていること、結局また歩くので、首里城から徒歩でのアクセスがおすすめです。
静けさと風情に癒された歴史散歩
私たちは首里城の見学を終えたあと、そのまま石畳道へと徒歩で向かいました。観光地の賑わいから一歩入ると、一気に静寂な時間が流れ、目に飛び込んでくるのは石畳と古民家の景色。写真のような可愛いシーサーも見つけました。
ふらふらこの辺りをふらふら歩くと、大アカギの「内金城嶽」にも立ち寄れます。
お父さんとお母さんが2人で歩いたら、画になるなーと思う場所でした!
周辺の観光・宿泊スポット(車で15分圏内)
金城町石畳道・・・首里城公園から徒歩圏内
壺屋やちむん通り・・・車で約10分
那覇国際通り・・・車で約15分
スポット情報
スポット名 | 首里金城町石畳道 |
ジャンル | 歴史道・文化財・街歩きスポット |
営業時間 | 散策自由(夜間は不向き) |
定休日 | なし |
入場料金 | 無料 |
駐車場 | 付近無料(約5台) map ※首里城から徒歩がおすすめ |
住所 | 沖縄県那覇市首里金城町1丁目周辺 |
※記事最終更新日時点での情報です。行く時は事前に確認してね!
3Dマップ・地図
※この石畳のすぐ先に、撮影スポットあり。
投稿者プロフィール

- 沖縄旅行メディア「おきぶら」は、パソコンオタクのかずなりと、アニメ&ご飯が大好きなそんちゃんで2020年から楽しく運営中!沖縄をこよなく愛し、県内50件以上のホテルと500件以上の飲食店を巡り、その魅力をInstagramやWebで発信しています。夫婦ならではの視点で、ほかでは見つからない沖縄の魅力をお届けするぞー!
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